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6.典礼の公式祈願と聖書朗読配分

  • 7月26日
  • 読了時間: 2分

 ミサは基本的に同じ構造をもってはいるものの、待降節、降誕節、四旬節、復活節、年間(34週)、その他種々の機会のすべてのミサには、それぞれのミサのための公式祈願と聖書朗読が教会によって割り当てられていて、一つとして同じものはありません。

ただし、典礼暦に沿った日々のミサの公式祈願や聖書および詩編の箇所、さらに典礼色は、ローマ・カトリック教会に属する全世界の教会に共通なものとなっています。多少の翻訳の違いはあれ、同じ主日の聖書箇所や祈願は、全世界で一致した同じ内容のものが捧げられています。そしてこれらは個人の好みで勝手に変更することはできません。

 公式祈願とは、それぞれの日ごとの福音的主題に基づくミサの意向を反映する教会が定めた集会祈願、奉納祈願、拝領祈願および入祭唱、拝領唱からなる祈りです。初めの三つの祈願は司祭が共同体を代表して祈りますが、入祭唱と拝領唱は、共同体全体(ないし先唱者)が唱えるか同じ内容の歌を歌うことが可能です。いずれにしても公式祈願は、共同体として心を合わせて共に祈るもので一定のその日の典礼の意義を示す秩序をもった祈りです。

 またミサで朗読される聖書の箇所は、第二バチカン公会議後に配分され直した 「ミサの朗読配分」 (カトリック中央協議会『朗読聖書の緒言』参照)によって決められています。教会は信者がより多くの聖書の言葉に触れられるように主日では3年、平日では2年の周期で朗読配分を計画しています。全ての章節が読まれるわけではないにせよ、毎日ミサに与る人は、約3年で聖書の主なみことばを聞き、聞いたことを黙想し、黙想したことを共に祈ることができるのです。

 ミサはその意味で信仰における聖書の学びの最善の機会だと言えます。実は古い記録から、ユダヤ教において聖書(旧約のうち律法の書・預言書・詩編など)が3年周期で朗読されるよう工夫されていたことが分かっています。

 朗読配分は、基本的に典礼季節毎に福音書の箇所が設定されており、年間ではイエスの公生活を順次追う形で福音書の箇所が配分され、それと主題が重なる旧約の箇所が第一朗読に来るように置かれています。これはキリストの救いの神秘が、旧約の出来事において予め示されているという考えによるもので聖書を深く理解する方法にもなっています。

 
 
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